株式会社ドマンドの社長を直撃インタビュー。
名古屋でコンセプトカフェを運営する起業家。【どのようにしてコンセプトカフェオープンしたのか?】
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名古屋でコンセプトカフェ「天空のエスカフローラ」を運営する株式会社ドマンド CEO 飯塚健さん。

〈聞き手=瀧元駿来(起業ステーション編集長)〉
事業内容

飯塚社長の事業内容を教えてください。

コンセプトカフェ「天空のエスカフローラ」を運営しています。コンカフェと言われていて、メイド喫茶に近いサービス業態です。

なるほどです。コンセプトカフェを運営してる起業家さんは始めてお会いしました(笑)コンセプトカフェはお酒も提供してるのですか?

はい!当店をはじめ最近のコンセプトカフェは常時提供しております。
起業したキッカケ

飯塚社長がコンセプトカフェをどのような流れで起業するに至ったのか教えてください。

19歳の時に歌舞伎町でホストとして働いてました。結果的に、3年働いて名古屋に移り住みましたね。

なるほどです!ホストをやられてたんですね?今の飯塚社長の穏やかな性格からは想像できません(笑)名古屋に行かれてからは何をしたんですか?

名古屋のスナックが夜の時間は営業していないところがあったので、そこの夜の時間にBARを開いてました。

なるほどです。空いてる時間を活用する分、初期費用を抑えてお店をスタートすることができたわけなんですね!そのやり方は飲食店を将来的にオープンしたい人にとっては、最初の1歩にとてもいい方法ですね。

そうですね!自分で内装とかしなくていいですし、全て揃っているので、リスクや初期費用を減らしてやるならそのやり方がオススメです。夜だけのバーを3年やった後に自分のBARを0から開業しました。

おお!どういった理由で、ご自身のBARをオープンしたのですか?

BARだと自分がプレイヤーとなり自分が飲まないといけないので、自分がプレイヤーから外れるには自分がBARをオープンしてオーナーになるしかないと思ったからです。

なるほど!そういう理由だったのですね!それからコンセプトカフェをオープンしたというわけですか?

そうです。BARを辞めて、なぜコンセプトカフェに目をつけたのかというと...BARはお店の雰囲気を良くすれば、長いされるから客単価が高く取れないんです。店舗をよくすればするほど、客単価が下がるという矛盾が生じてしまいました。そこで、考えついたのがコンセプトカフェです。

思い立ってから、すぐにコンセプトカフェを立ち上げたのですか?

そうですね!すぐには立ち上げましたけど….最初はもうすでにコンセプトカフェをやってるオーナーからは辞めておけ!名古屋でコンセプトカフェの時代は終わった!ブームはすぎている!と言われてました。

ブームが過ぎていると言われているのに、コンセプトカフェをオープンしようと踏み切った理由はなんでなのですか?

ブームが終わっていても、繁盛しているコンセプトカフェには、人がしっかり集まってました。集まってるお店は食事も内装も普通だったので、それをよくすればもっとうまくいくのではないか?と思ったことも一つ理由にあります。

他にも理由がありますか?

先ほどお話しした、BARの矛盾をコンセプトカフェであれば、全て解消できるわけです。コンセプトカフェは1時間あたりで、1ドリンク1チャージなので、店舗をよくすれば客単価が自然とあがるので、ビジネスとして良いと思ったことが理由です。

コンセプトカフェだと女性キャストを集めるのが大変そうですか?実際のところ、最初はどうでしたか?

キャスト集めが大変どころか、コンセプトカフェがオープンしてから、3ヶ月で200人から応募がありました。なので、全く大変ではなかったです。

そうたんですか!それはなんか意外です。なにか大きな施策を打ったんですか?

いえいえ!特に大きな施策や変わったことはしていません。待遇も普通です。

ではなんで..そんなに集まったんのですか?

コンセプトカフェ自体が若い女性のニーズをたくさん満たせる仕事内容だったからです。つまり、コンセプトカフェの仕事の需要が高かったというわけです。女性からすれば、可愛い服が着れるし、プレゼントもらえる、お客さんから連絡聞かれることもない。髪型や爪も自由。なによりも、未成年もオッケーなのは大きいですね。

なるほど。しかも水商売じゃないのでフラッと軽い気持ちで、始められるというわけですね!

そうですね!それもあります。ガールズバーみたいな業務携帯なのに、人件費もカフェと同じくらいで大丈夫なわけです。これはすごいですね!コンセプトカフェならではだと思っています。
起業で大変だったこと

飯塚社長が起業して大変だと感じたことは何かありますか?

一番はマネジメントですね!コンセプトカフェの場合は、女性スタッフによって働くモチベージョンがバラバラなので、ひとりひとりに合わせた対応が大変だと感じました。

なるほど!確かにそうですよね。可愛い服を着ることが目的としているキャストさんと、お金をバリバリ稼ぎたいキャストさんでは、モチベーションのポイントが違いますよね。

本当にそうです。自分がホスト、BARの運営しかやって来なかったので、マネジメント経験がなかったこともマネジメントに苦戦した理由だと思っています。さらに、コンセプトカフェがとても特殊な業態なので、最初は戸惑うことも多かったですね。

飯塚社長が経営している「天空のエスカフローラ」は内装も綺麗なので、かなり初期資金が必要だったと思うのですが、資金面の不安はなかったのですか?

もちろん資金の不安はありました。コンセプトカフェのオープンに、今まで稼いで積み上げてきた資金を全てオールベッドしたので、「3ヶ月目で運転資金が尽きそう!」ということもありました。最初の半年間くらいは、不安で寝られないこともありました(笑)

資金をオールベッドしてオープンしたんですか!?それはすごいですね!その不安をどのように解消して、前に進んでいったのかとても気になります。後から質問させてください(笑)
起業したい人にアドバイス

「起業ステーション」を見ている人に、先輩起業家として何かアドバイスをもらえますか?(笑)

アドバイスですか!(笑)そうですね!ビジネスは人とのコミニケーションで成り立つものが多く、人がいないと成り立たないので、自分の店舗で働いてくれているキャストさんや、お客さんに日頃から感謝の気持ちを持つことです。

その考え方はすごく素敵ですね!皆さんへの感謝の気持ちは本当に大切だと思います。飯塚社長は、ホストへの挑戦、夜のBARの開業、BARの開業、コンセプトカフェの立ち上げなので、どんんどん大きな挑戦をしていったと思います。それぞれに挑戦する前に、その不安をどのようなマインドで乗り越えていったのですか?

BARの開業の時を話すと、最悪の失敗を考えたとしても、たいしたことがないと思いました。逆にBARを開業すれば、自由も手に入り、お金も手に入る、人ともいっぱい会えるというたくさんのメリットがある。失敗したりした時の状態と成功した状態での収支のお金の期待値を考えた時に、成功する方の期待値の方が圧倒的に高いなぁーと思ったからです。

なるほどです。失敗と成功での収支の金額を期待値で考えてみるということですね!

そうです!コンセプトカフェを失敗したとしてもマイナスは数千万円くらいですし、全部なくなったとしてもまたやり直せる。それに比べて、成功した時の利益はそれよりも絶対に多いと思いました。

なるほど!確かにそうですよね。

これから何か始める人は「最初はできる幅や金額も少ないわけですから、そんなにリスキーなことできなくないですか?(笑)」失敗して1億円などのマイナスは出るわけがないですし、できるわけないと思ってます。例えば、私が30億円持っていて、30億円失うとかはできますけど、最初の方だとあったとしても数百万円なので、できる失敗も数百万円までです。

言われてみればそうですね(笑)最初は大きな失敗を狙ってしようと思ったとしても、できる失敗にも限界がありますね。

しかも、20代とか30代であればそんな小さいな失敗なんてすぐに立ち直っていくらでもやり直せる。失敗したら数年後にまた、別のことをすればいいだけ。20代の人って失敗したら死ぬんじゃないか?くらいの勢いで失敗や挑戦に怯えてますけど..失敗したら死ぬようなコトなんて、ビジネスの世界だとなかなかないですから(笑)
飯塚社長が経営するコンカフェ
〈取材・文=瀧元駿来〉